舞台の仕込みで舞台監督がやるべきこと|現場で使えるチェックリスト付き
■ はじめに
舞台の仕込みは、舞台監督の力量が最もハッキリ出る時間です。
仕込みがうまくいけば、リハーサルも本番もスムーズに進みます。
逆に、仕込みで躓くと、その後すべてに影響が出ます。
この記事では、
✔ 仕込み当日に舞台監督がやるべきこと
✔ 見落としがちな注意点
✔ 現場で使えるチェックリスト
を、完全に実務目線で解説します。
■ 舞台の「仕込み」とは何か?
仕込みとは、舞台装置・照明・音響・映像などを会場に搬入し、公演ができる状態まで舞台を組み上げる工程です。
舞台監督は、各セクションの作業が
◎ 安全に
◎ 効率よく
◎ 予定通り
進むよう全体を管理します。
■ 仕込み前日に舞台監督が必ず確認すること
仕込みは、前日で8割決まると言っても過言ではありません。
● 事前確認リスト
会場の使用時間・搬入時間
◎ 搬入口・導線・エレベーター
◎ 舞台図・装置図の最終版
◎ スタッフ集合時間
◎ 人数配分・役割分担
◎ 危険作業の有無(高所・重量物)
前日に把握できていない情報は、当日ほぼ確実にトラブルになります。
■ 仕込み当日の舞台監督の動き【時系列】
① 搬入開始前|全体確認
◎ 会場担当者へ挨拶・最終確認
◎ スタッフ全体への流れ説明
◎ 危険箇所・注意事項の共有
最初の5分で現場の空気が決まります。
② 搬入・組み立て中|進行管理
◎ 各セクションの作業進捗確認
◎ 作業順の調整
◎ 動線の確保
◎ 無理な作業がないか常にチェック
舞台監督は絶対に一箇所に固まらないことが重要です。
③ 照明・音響作業前|舞台状態の整理
◎ 装置位置の最終確認
◎ 立ち位置・動線の安全チェック
◎ ケーブル通路の確認
このタイミングでの修正は、まだ“軽傷”で済みます。
④ 作業終盤|全体チェック
◎ 舞台図とのズレ確認
◎ 高所・足元の安全確認
◎ 転換に支障がないか確認
「組めた」ではなく、「使えるか」が判断基準です。
■ 舞台監督が見落としがちな注意点
よくある見落とし
◎ 暗転時の足元危険
◎ 舞台袖の物置きすぎ
◎ ケーブルが動線を横切っている
◎ 非常口が塞がれている
トラブルは「忙しいとき」に起きます。
■ 現場で使える!仕込みチェックリスト
舞台監督用チェックリスト(抜粋)
□ 舞台図と現場のズレはないか
□ 出演者導線は安全か
□ 転換時に危険箇所はないか
□ 照明・音響の作業時間は確保できているか
□ 舞台袖は整理されているか
□ 非常導線は確保されているか
チェックリストは、自分用+共有用の2種類が理想です。
■ 良い仕込みができる舞台監督の特徴
◎ 全体を見ている
◎ 焦らない
◎ 先回りして声をかける
◎ 無理をさせない
◎ 判断が早い
仕込み中に、「この人、安心できるな」と思わせられる舞台監督は、必ず次の仕事につながります。
■ まとめ
舞台の仕込みは、舞台監督にとっての基礎力チェックです。
✔ 段取り
✔ 安全管理
✔ 現場判断
この3つが噛み合ったとき、仕込みは驚くほどスムーズに進みます。
「何も起きなかった仕込み」
それこそが、舞台監督の最高の仕事です。
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