舞台監督の仕込み図・キューシートの作り方|現場で使える実践テンプレート解説
■ はじめに
舞台監督にとって、
◎ 進行表
◎ 仕込み図
◎ キューシート
この3つは「三種の神器」です。
中でも、仕込み図とキューシートは“現場の精度”を決める資料。
これが曖昧だと、
• 転換が止まる
• Cueがズレる
• セクションが混乱する
この記事では、
✔ 仕込み図の基本構成
✔ キューシートの作り方
✔ 実務で信頼される書き方のコツ
を、舞台監督目線で解説します。
■ 仕込み図とは?
仕込み図とは、「舞台上に何をどう配置するかを示した図面」です。
単なる舞台図ではなく、“本番で使える状態”を可視化した設計図です。
■ 仕込み図に入れるべき基本要素
必須項目
✔ 舞台サイズ(間口・奥行・高さ)
✔ 装置位置
✔ バミリ位置
✔ 平台・箱馬位置
✔ 美術固定箇所
✔ 危険箇所
✔ 出ハケ導線
ポイント:
「美しい図」より「使える図」。
■ 良い仕込み図の特徴
① シンプル
情報を詰め込みすぎない。
② 現場基準で作られている
実寸・目安寸法が明確。
③ 修正履歴がわかる
最新版が一目で分かる。
■ よくあるNG仕込み図
❌ 演出用図面のまま配布
❌ 縮尺が曖昧
❌ バミリ位置未記載
❌ 転換後状態が不明
仕込み図は「本番運用図」であることが重要です。
■ キューシートとは?
キューシートとは、「照明・音響・映像などのCueを整理した管理表」です。
進行表よりも、Cue管理に特化した資料になります。
■ キューシート作成5ステップ
① 台本にCueを書き込む
まずは台本に直接メモ。
② 番号を整理する
Cue番号は連番管理。
途中修正が入る前提で余白を持つ。
③ タイミングを明確化
• セリフ後
• 音楽終わり
• 暗転直後
曖昧表現は禁止。
④ セクション別に確認
照明・音響それぞれと事前すり合わせ。
⑤ 本番前に最終統合
進行表とキューシートの整合性チェック。
■ 仕込み図とキューシートを連動させるコツ
できる舞台監督は、
◎ 図面とCue位置を一致させる
◎ 転換後状態と明かりをリンクさせる
◎ バミリと立ち位置を統一管理する
つまり、「頭の中の舞台」を書類で完全再現している人です。
■ 現場で評価される資料の条件
◎ 見やすい
◎ 更新が早い
◎ 共有しやすい
◎ データ管理されている
資料は「自分用」ではなく“チームの武器”です。
■ まとめ
舞台監督にとって、
• 仕込み図=空間設計
• キューシート=時間設計
この2つが揃ったとき、舞台は初めて“安定”します。
資料の質は、そのまま現場の質。
丁寧な資料は、確実に信頼へつながります。
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